弁護士 岸上大起

補助金に関する紛争・法律問題

返還を求められた。振り込まれない。減額された。――そのまま応じる前に、ご覧ください。

「補助金を返してください」「現在審査中です。お待ちください」「今なら残存簿価の返納だけで済みます」――中小機構や事務局からのそうした言葉に、そのまま従う前に、知っておいてほしいことがあります。

交付決定された補助金は、法律上、容易に取り消したり、減額したり、返還させたりできるものではありません。実際に届く通知や打診には、法律のルールからずれているものが少なくないと考えています。そして、そのずれは、争うことができます。

まず、いま起きていることに近い状況を選んでください。各ページの冒頭に、そのお悩みへの「結論」を書いています。

いま、どのような状況ですか?

最も近い状況を選ぶと、対応する解説ページに移動します。

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お手元の交付決定通知書で、「争い方」が分かります

補助金は法的性質により2つに分かれ、争い方が根本から異なります。見分けるポイントは、交付決定通知書の主語です。

主語が
中小機構は」
行政処分型 ── 取消訴訟(行政訴訟)で争えます
  • 事業再構築補助金
  • 新事業進出補助金
  • 新事業進出・ものづくり補助金
  • 中小企業省力化投資補助金
主語が
事務局は」
負担附贈与契約型 ── 契約上の債務の有無を民事で争います
  • IT導入補助金(現:デジタル化・AI導入補助金)
  • ものづくり補助金
  • 小規模事業者持続化補助金

※ どちらの型でも、取消し・返還請求が容易に認められるものではない点は共通です。

取扱分野の全体像(8類型)

問題の全体像を俯瞰したい方は、こちらの分類からご覧ください。

日々の発信

補助金に関する法的整理や実務の動きは、noteとXでも継続的に発信しています。このサイトの各ページの内容も、それらの発信と実際の対応経験に基づいています。判例・文献に基づく全文解説は、サイト内のコラムにまとめています。

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